登録フォームを送った日から2週間、何の連絡も来ない。別のエージェントからは、常駐のみの案件ばかり届く。そういう経験のあとだと、次のエージェントに登録する前に知りたいのは、登録したら何がいつ起きるのか、そして自分の条件に合う案件が本当にあるのか、の2点だと思います。

連絡はいつ来るのか、合わない案件ばかりにならないか。この2点に答える材料は、サイトに書かれている案内と、offeeerに掲載実績のある案件1,856件(2026年10月18日時点、募集終了を含む累計)の集計です。案内はトップページのよくある質問、登録フォーム、登録完了ページ、案件ページの項目から引き、そこに書かれていない運用の話は入れていません。

offeeerに登録すると、連絡は何日で来るのか

トップページのよくある質問には、「登録後、担当者からのご連絡まで通常1〜3営業日。ヒアリング完了後、最短2営業日以内に候補案件をご提案します」と書かれています。同じページの上部には、提案までの平均日数として5営業日という表示もあります。登録完了ページの言い方は少し控えめで、「担当エージェントが順にご連絡を差し上げています。早ければ数営業日中にお返事できる見込みです」とあります。

いちばん早い場合、連絡が1営業日で来てその日にヒアリングが済めば、候補案件まで3営業日という計算です。通常と最短はサイトの言葉のままで、保証ではありません。それでも目安の日数が公開されているので、いつまで待つかを登録した日に決められます。

サイトが提案までの平均と表示している5営業日を過ぎても最初の連絡が無ければ、待たずにこちらから知らせます。登録完了ページにも「もし連絡が届かない場合は、お手数ですがその旨お知らせください」とあります。

登録から候補案件の提案までの日数の目安(サイトの案内。連絡まで通常1〜3営業日、ヒアリング後は最短2営業日以内、提案まで平均5営業日の表示)

登録から参画までの7段階を一つの表にすると、自分が動く段階が3つ、担当者が2つ、両方が2つです。

段階動くのは誰か自分が用意するもの・聞くこと
登録フォーム自分動ける日と、単価の下限・稼働率・働き方の3条件を決めておく
詳細ヒアリングフォーム自分登録と同じ日に出す。エントリーした案件があれば、どの案件かを担当者に伝える
担当者からの連絡offeeerの担当者提案までの平均5営業日を過ぎても連絡が無ければ、こちらから知らせる
ヒアリング両方下の6項目を数字で伝える
候補案件の提案offeeerの担当者案件の開始と面談の欄を先に読む
面談両方下の4点を面談の前に聞く
オファー受諾と参画自分今の契約の終了日と通知の期限を確かめてから受諾する

登録に要るものは何か

登録フォームの必須欄は、姓、名、メールアドレスの3つで、電話番号は任意です。職種も単価も聞かれないので、フォームの見出しにあるとおり30秒ほどで済みます。登録できる経歴は、よくある質問に「コンサルティングファーム出身者はもちろん、PM/PMO・エンジニア・マーケティング領域でのプロ経験をお持ちの方」とあり、PMOの経歴も登録の対象です。案件ページの「案件へエントリーする」を押した場合も、開くのは同じ登録フォームです。

送信すると登録完了ページに移り、そこで2つめのフォームが出てきます。「ご希望に合う案件をご提案するため、条件の詳細やレジュメのご登録をお願いしています」という案内で、名前は【offeeer】詳細ヒアリングフォームです。あとで出す場合は、登録時に届くメールに同じフォームのURLが案内されています。

登録フォームの3項目には職種も希望単価も入らないので、詳細ヒアリングフォームを出すまで、こちらの条件は担当者に届いていません。登録と同じ日に出しておけば、最初の連絡より前に条件が届きます。エントリーした案件があるなら、どの案件かも自分から伝えておきます。

レジュメは、直近の案件から順に、役割、規模、期間、何を残したかを1案件4行ほどで書き、取りたい役割の必須欄に当てられる行を先に置きます。必須欄の行の当て方は上流案件の必須欄でPMOの経歴がどの行で止まるかを数えた記事にまとめてあります。

条件の合わない案件ばかりにならないか

offeeerでは、案件の一覧は登録しなくても開け、職種、単価、働き方の3つで絞れます。前のエージェントで条件の合わない案件ばかり届いたのなら、自分の条件に当たる案件が載っているかを、登録の前に一覧で確かめられます。

掲載実績のある1,856件のうち単価の分かる1,710件で、月額の中央値は130万円、100万円以上が80.4%、150万円以上が30.5%でした。働き方は、リモート可が80.6%で、内訳はリモート併用が最も多く、次が基本リモートで、フルリモートだけなら7.4%です。常駐は15.0%でした。稼働率は100%が87.0%で、50〜79%は6.5%です。

単価は案件票に書かれた月額・税抜の金額です。稼働率を絞った案件では、その額がフル稼働に換算した値なのか実際の受取額なのかを案件票から読み分けられないものがあるため、ここでの数字は単価の水準として見てください。受取額は稼働率で変わります。

掲載実績1,856件の単価・働き方・稼働率の当てはまり(2026年10月18日時点、募集終了を含む累計。単価は1,710件)

単価の下限を130万円に置くなら、そこが中央値なので対象は少なくとも半分です。150万円に置くと3割に絞られます。働き方は、出社があってもよいならリモート併用を含む8割が対象で、フルリモート限定にすると1割を切ります。稼働率は、今の案件と並行で50〜79%の案件を探すなら、当てはまるのが6.5%と狭いと知った上で探すことになります。譲れない条件を1つ決め、残り2つには幅を持たせておきます。

3条件が決まったら、登録の前に一覧を開いて、当てはまる案件が並ぶかを見ます。いま募集中のPM・PMO職種・月100万円以上の案件を見るか、コンサル寄りの役割ならいま募集中のコンサル職種・月150万円以上の案件を見るで絞れます。並んでいれば、登録は3項目で済みます。並んでいなければ、登録してヒアリングで条件を伝えるか、今の元請けや知人に先に次を聞くかを、その場で決められます。

一覧に今日当てはまる案件が少なくても、載る案件は入れ替わります。掲載実績のある案件を、案件のデータに登録された時期で分けると、2026年7〜9月の3か月で307件、10月は1日から18日までの18日間で77件でした。1年前の2025年7〜9月は190件です。よくある質問には、登録後に専任の担当者がヒアリングをして、希望に合った案件を提案すると書かれています。

登録された時期で分けた掲載案件の件数(2025年7〜9月・2026年7〜9月・2026年10月1〜18日)

ヒアリングでは何を伝えればいいのか

ヒアリングで何を聞かれるかは、サイトの案内に書かれています。「報酬などの条件だけではなく、キャリアプランや働き方の理想までひとりひとり丁寧にお伺いします。過去のご経験や強みを活かす案件はもちろんチャレンジしたい領域の案件までご希望にあわせてご提案します」とあり、条件と、次に取りたい役割の両方を話す場です。こちらで決めておくのは、動ける日、稼働率、働き方、単価の下限、取りたい役割、外す条件の6項目です。

伝え方の例です。

「今の案件は11月末で終わるので、12月1日から稼働できます。稼働率は100%、働き方はリモート併用までで、出社は週2日が上限です。単価は130万円以上を希望します。役割は、経験のある基幹刷新のPMOに加えて、構想策定かPMO統括も提案してください。常駐のみの案件と、2次請けより深い商流は外してください。」

単価を幅で伝えると、下端の案件が来たときに受けるかをその場で決めることになります。下限を一つの数字にしておけば、その判断は済んでいます。今の案件と並行で次を探すなら、その旨も伝えます。並行参画について、よくある質問は「もちろんです」と答えたうえで、「適正に合わせて、必要な提案をさせていただき、場合によっては、並行させていただければと思います」と続けており、どの案件でも並行できるという答えではありません。

役割と単価の下限は、合わせて決めます。1案件に複数付く職種タグで数えると、PMOが381件、PMが254件、ITコンサルが186件、コンサルが461件で、単価の中央値はPMOが130万円、PMも130万円で、ITコンサルが140万円、コンサルが150万円です。PMOの経歴で構想策定を取りに行くなら、PMOの130万円だけでなくコンサルのタグの150万円も見て、希望単価を上げられるかをヒアリングで聞きます。

職種タグ別の件数と単価の中央値(PMO・PM・ITコンサル・コンサル。1案件に複数のタグ)

面談から参画日までは、何で決まるのか

候補案件が届いてから参画日までの日数は、サイトに目安がありません。案件ページの案件詳細には、開始、働き方、単価、稼働率、募集人数、面談といった欄が並び、このうち日程を左右するのは開始と面談です。開始の欄が即日なら、面談が通り次第始めたい案件なので、日程はこちらの動ける日で決まります。面談の回数は案件ごとに違い、欄の読み方と回数の分布はフリーランス案件の用語集に、聞かれる質問と準備はフリーランスPMOの案件面談対策にあります。

日程を決めるもう一つは、今の契約の終了日です。終了日と、更新しないことを伝える期限が契約書のどこにあるかを、面談の前に確かめます。動ける日が決まらないまま面談に入ると、開始日を聞かれても答えられません。

面談の前に担当者へ聞いておくのは、面談の回数と各回の相手、開始日を前後にずらせる幅、契約の相手と形、精算幅の有無と時間の幅の4点です。契約の形は、仕事の完成に報酬が払われる請負か、業務の遂行に払われる準委任かで、自分が負う責任の範囲が変わります。案件ページに書かれていないことは、受諾の前に担当者に聞くか、契約書を読んで確かめます。

参画の前後について、サイトは「提案からオファー受諾・案件参画後の、実際の業務に取り組まれる中での不安やご相談にも丁寧に対応」し、参画後も専任担当者が定期的にフォローすると案内しています。契約の相手や途中終了の扱いは案内に書かれていないので、ヒアリングか面談の前に聞く項目に入れておきます。

まとめ

  • 登録フォームの必須は姓・名・メールアドレスの3つで、連絡は通常1〜3営業日、ヒアリング後は最短2営業日以内に候補案件という目安がサイトに書かれています。
  • 登録の前に案件一覧を職種・単価・働き方で絞って、自分の3条件に当たる案件があるかを確かめられます。掲載実績1,856件では、単価の分かる案件の80.4%が100万円以上で、リモート可が80.6%、稼働率100%が87.0%です。
  • 参画日は、案件ページの開始と面談の欄と、自分の今の契約の終了日で決まるので、登録する時点で動ける日を決めておきます。

動ける日と3条件が決まったら、先に一覧で当てはまる案件を見て、並んでいればフォームを送ります。

集計方法

集計日は2026年10月18日、母数はoffeeerに掲載実績のある1,856件で、募集終了を含む累計です。現在募集中の件数ではありません。働き方と稼働率の割合は、不明や未記載の案件も分母に含めた全件に対する割合です。単価の中央値と100万円以上・150万円以上の割合は、単価が0か未入力の案件を除いた1,710件で計算しました。単価は月額・税抜で、稼働率を絞った案件では、その額がフル稼働に換算した値か実際の受取額かを区別できないため、単価の水準として扱っています。職種タグは1案件に複数付くので、タグ別の件数は重複して数え、合計は全件より多くなります。四半期別の件数は、案件のデータに登録された日で分けたもので、2026年10〜12月は10月18日までの18日分です。サイトの案内文は、同じ日にトップページ、登録フォーム、登録完了ページ、案件ページ、案件一覧で確認した文言をそのまま引いています。

出典・参考文献